イバラゴケ




イバラゴケという苔がある。

ケムシゴケ(!)という別名もあるらしい。

日本のイバラゴケには2種あって
イバラゴケの他にトゲイバラゴケというのもあるらしい。

漢字で書くと

棘棘苔・・・?


どんだけトゲトゲしいねん

と、思わず突っ込みたくなるのだが
喧嘩を売られているわけでも
殺伐とした雰囲気でもなく
その風貌はいたってしなやかで美しい。

▼イバラゴケ (渓流沿いの岩壁に群生)
ibaragoke1.jpg

ならば、棘だの毛虫だのという呼び名は
どこからやってきたのかというと
蒴柄に顕著な棘があるかららしい。

イバラゴケの群生地は界隈に何か所もあるのだが
見たい見たいと思いながらも
春はあれやこれやの雑事に追われることも多く
(タイ類の胞子体の誘惑もあり)
胞子体をちゃんと探す機会に恵まれなかった。

今年は見逃すまいと群生地に向かうと
なんとほんの数分でその姿を現してくれたのだ。(ありがとー)

▼イバラゴケの蒴
ibaragoke.jpg

蒴の柄に、白いプツプツしたものがあるのが
おわかりいただけるだろうか。
これがイバラやケムシと呼ばれているもののようだ。
棘のある柄の長さはせいぜい5㎜ほどで
想像していたよりずっと小さく思えた。


「綺麗な花には棘がある」とか
「薔薇に棘あり」
ということわざがあるが
さて、このトゲは何かの役に立っているのだろうか。


色々と妄想しながら

次はこの蒴が育つ過程を最初から見てみたい


と思いはじめたのだった。









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musimegane

アート目線のコケ観察。
いきもののカタチは美しい。

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