コケジオラマ



「小さなコケの世界」展示に
小さなコケのジオラマを作らせていただきました。

最初は、生のコケを展示して、
たくさんの方にモフモフ感を体験していただきたい!と思っていたのですが
博物館的に、ナマモノそのままを展示することはNGとのことで敢え無く撃沈。

けれど、ショーケースの中ならOKが出たので
ジオラマ制作をすることになったのです。

コケジオ、めっちゃ低予算で作れますよ?
おひとついかがでしょうどうでしょう。(= ̄∇ ̄=)

まずはショーケースに合わせた枠作り。
case1.jpg
▲木工用ボンドでさくさく接着して適当に釘打ち。

▼でもって、底板を固定。
これは、BOYSが幼稚園の頃に作ったベニヤ板の画板2枚のザ・リノベーション。(大袈裟)
サイズにあわせて切っただけデス。
case2.jpg

▼見よ。この華麗なる釘打ちを( ̄∇ ̄*)ゞ
画板にしていた時の穴もそのまんまだけど気にしない気にしない。
case3.jpg


▼で。こういうハコモノが出現するとどこからともなくやってきて
とりあえず座ってみるニャン(ΦωΦ)
case4.jpg
毛づくろいまではじめて、まったりモードになってしまったが、
ボンドが乾くまでの「重石」代わりに調度いいわーとしばらく放置(ΦωΦ)
ほんまに猫の手も借りてしまいましたよ。(正しくは(ΦωΦ)の「重み」。)

この後、外側をカーキ色に着色したところは撮り忘れ・・( ̄∇ ̄*)ゞ

▼次に、ビニールクロスを重ねて(1枚は先日穴のあいてしまった100均のレインコートを再利用)
レイアウトを鉛筆書き。何を置いたら楽しいのかなー
case5.jpg

レイアウトが決まったら、その通りに砂利や赤玉土を施して、コケの植え込み。
この部分はかなり時間をかけたのに、没頭してしまっていて
画像は撮っておりませんでした。ははは。

コケについて注意したのは、ショーケースに入れることで
蒸れが予想されるため、あまり湿っぽくしないこと。
道路沿いに延々と生育しまくるスナゴケを採集したのが大雨の日だったので
しばらく室内で乾燥気味にさせ、植える際に土の方に水分を施しました。

あとは、テラリウムを作る要領で、少しずつ植え込んで・・

▼「おっと、土が崩れないようにな!」
case6.jpg

という、ミスターのチカラも借りて(笑)

▼ほい。ザ・スナゴケDEER FIELDの完成。
case7.jpg

乾燥気味にしたコケですが、ライトの当たる博物館のロビーでは
密閉されたショーケースやケース内のテラリウムが曇ってしまうようで
そのたびにカバーを外して拭いてくださっていたそうです。
うう。ありがたや(T_T)

博物館のお仕事を増やしてしまったようでかたじけない・・
そろそろ自分でもメンテナンスに行かねば・・
と思いつつ、出かけて見ると
密閉されたケースに隙間を開けて曇らないように工夫がされていました。
▼なんと!白いスチロールを噛ませて、カバーを浮かせてある!
2_201506252038259c1.jpg

すごーい!これで曇り知らずのショーケース!
よかったぁ!




▼さて、このジオラマには何体か人物模型を仕込みました。
3_20150625205833293.jpg

鉄道模型などで、コケが何かの代わりに風景の一部として使われることはありますが
今回作ったものは、コケメインであります。
コケが何かに見えるように、ではなく、コケそのもの。
しかも、道路沿いやコンクリートブロックや路肩にモリモリしている普通のコケたち!
そんなん展示してどこが見どころやねん!っていう。。。
しかしチョトマテクダサイ。d( ̄  ̄)

普段からコケを見ている方には共感していただけると思うのですが
コケの群落をよく見てみると、それは時に森のようだったりジャングルのようだったり
思いもよらないような魅力的な風景に出合えることがあります。
さらにルーペで覗いていると、まるで自分が森の中に入り込んで行くような不思議な気持ちになったり。

その感覚や、妄想を表すことができればと、配置したのがこれらの小さな人々なのでした。

子どもの目線の高さに設置されたコケたち。
ふと覗いて、緑色の草のようなものの中に
知っている動物や、人が何かをしている様子を見つけることができたら
もしかしたらコケのカタチの違いにも気が付いてもらえるかな・・
色々ストーリーを考えつつ人物を配置していく作業は本当に楽しかった(*^^)
それはまるで「ミクロトリップ☆」でした。
もちろん、どんな風に見ていただこうとそれは見る方の自由です。
つまんなーいでも
ふーんでも
へーでも
何でもいい。
コケをコケとして「意識」してもらえる瞬間があれば、それだけで充分です!


::

ところでこの人物模型たち、結構知られていると思っていたのですが
初めてご覧になる方も案外いらっしゃるようで
どこで入手できるのかをお問合わせいただきました。

最近になって、建築模型に使用される無塗装模型がネットでもかなりお安く購入できることを知ったのですが
▼無塗装人物模型inプロの作った建築模型。イベントの際に撮影させていただきました♪★★★
無塗装

私が好きでこっそり持っているものはすべて塗装済み。
ネットや模型店で購入しています。
TOMYTEC「ジオコレ」 → ★★★
プライザー社(さかつうギャラリー) → ★★★

小さくて、ネットではなかなか様子がわからないものもあるので
実は上記のさかつうギャラリーさんにもお邪魔しました。
それに、盆栽などにも用いられているようで
こちらの盆栽屋さんでも入手できます → ★★★

今回のジオラマで使用した小さな人々はすべて1/87スケールですが
小さなテラリウムに入れるなら1/150のジオコレもお薦め。
人物が小さくなればなるほど、コケが巨大に見えるという。

色々使ってコケワールド、楽しんでみてくださいね。
(※コケは環境の変化に敏感な種が多いです。どうか森のコケは連れて帰らないでね!!)






::


いやぁ・・
ワタシにとってはかなりのカミングアウトでしたよ。これ。

カミングアウトしてしまったので
時々撮っている人物模型入りのコケ画像も

アップするかもしれません。





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musimegane

アート目線のコケ観察。
いきもののカタチは美しい。

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