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    コケのテラリウム



    コケのテラリウムワークショップでした。

    ええと
    今日は長いです。
    ほとんど自分の記録なので、興味の無い方は
    どうかすっとばしてくださいませ。

    テラリウム瓶

    コケのテラリウムは、コケと瓶さえあれば作ることができます。
    一口にコケのテラリウムといってもその方法はたくさんあるようで、
    ▼科博のコケ講座のお土産にいただいたタマゴケのテラリウムは
    小さなスクリュー管に滅菌したコケを濡れたティッシュで包んで入れられた
    シンプルなものでした。
    タマゴケがなんとかわいらしいことか!
    蓋も開けず、放置状態でもカビず、枯れず、緑色が続いています。
    かはくテラリウム

    そう。コケと瓶があればつくることができるコケのテラリウム。
    乾燥標本にしていまうと味わうことができないしっとりとしたコケの様子を
    手元で楽しめることができるのです。

    ただ、コケを「育てる」、または生きている状態で「長期間保たせる」というのは
    作る工程の手軽さとは反対に、以外と難しいものだと思います。
    (ワタシの育て方がヘタクソというのもあります。すみません。ごめんなさい。)

    ▼これは宮崎県総合博物館での展示のため作成したもの。容器は担当Fさん購入(6月中旬)
    テラ

    テラリウムでコケを枯らしてしまう原因の多くはワタシの場合は「菌」。
    (あくまでも拙い体験からです。あしからず。あしからず。)
    とくに、気温が上がる頃は菌が増えて、あっという間にやられることがあります。
    3週間もの間ショーケースの中に入れられるテラリウムに入れるコケは
    水分は少なめにして、ぎちっと赤玉土に植え込みました。

    テラ2
    蒸れてもびくともしない種もあります。
    テラリウムに向き不向きはあるんですが、
    展示のためのテラリウムは博物館周辺のコケをクローズアップすることだったので
    選択の余地はありませんでした。
    途中、気温がかなり上昇した日があり、しかもライトがあったって蒸れ蒸れの環境でしたが
    最後、どうなったんでしょう^^;

     
    少し話が逸れますが
    私がコケのテラリウムを作りはじめた理由は、そのコケの成長をもう少し見届けたかったから。
    コケの中には雌雄異株である種が多くあることを知らなかった時期には
    ずっと育てていたらサクがでてくるんじゃないかなーと期待していたりも(苦笑)。

    時にはコケの瓶やシャーレを積み上げて、採集日を書いたフセンを貼って
    毎日観察していた時期もありましたが、コケを育てているつもりが
    そこに潜んでいた
    植物の種が発芽して育って面白かったり
    がかえって、羽のついたかわいらしい生き物たちが飛びまわっていて面白かったり
    色んな色のトビムシや美しいカタチのダニに心を奪われたり・・
    コケの周りの環境を観察することになったのです。
    それが面白い!!
    一時期は出てきた小さな甲虫を、すべてカードに貼りつけて標本にしていたこともありましたが・・・
    入り込むと、出て来られなくなる難儀な性格なので、自粛することに。

    そして、コケが、
    屋外で育っている様子とテラリウムで育つ様子は同じではない
    と気がついた時に、(それはそれでまたまた面白いのですが)
    「観察」目的ではテラリウムを作ることをあまりしなくなりました。

    ::
    余談ですが
    いつだったか、茎長数ミリのヘチマゴケの仲間のかたまりを瓶に入れていたところ
    屋外ではありえないほどひょろひょろと長く、瓶の高さにまで成長した時には驚きました。
    そのさまは、「徒長」によく似ていて、昔昔ハウスの中で桃太郎トマトを育てていた時
    窒素過多だったのか茎だけがどんどん成長して花が咲かなかったり、咲いても実が止まらなくて
    苦労したことがあったのを思い出しました。雰囲気はちょうどそんな感じ。
    湿度が多くて、本来短く育って仲間同志で体を寄せ合い「ぎっちり」育つものが
    その必要が無くなって、伸び伸びと体を寄せ合わずに育ってしまったのかと妄想。
    機会があればもう一度試してみたい。

    ::

    コケを長く持たせるために、コケだけを「植える」ということに辿りついたのはほんの数年前。
    このブログをはじめる少し前なのでまだ5年もたっていません。
    ケト土、パーライト、赤玉土、川砂、腐葉土。。。
    コケが育っていた環境に一番近いと思われるものを選んだつもりでも上手くいかなかったり
    それが、土のせいなのか瓶を置く場所なのか、今でもわからないことばかりです。

    それでも、まあ、なんとなく
    簡単に入手できる材料で、長くコケを楽しめる方法があればと辿りついた方法のひとつが
    ▼これ。
    テラ2
     
    博物館のワークショップで使わせていただいた
    赤玉土に少し水分を含ませてコケを植える方法。
    地質の先生曰く
    「あー。火山豆石ね。」

    そうなんですか!いやぁ勉強になりました。
    (もっと地質のことを根掘り葉掘りうかがいたかった!いつか襲撃したい博物館!!)

    そのほか、ケト土と川砂と赤玉土を混ぜてコケを固定させたり
    パーライトを使ったり、その時々によってさまざまですが
    語りはじめると止まらなくなるのでやめておきます^_^;


    ▼これは半年ほど前に購入した
    尊敬して止まないプロが作られたコケテラリウム。

    みちくさテラリウム

    いやあ 美しい。
    ものすごく丁寧に植えられていて、半年経った今も
    ホソバオキナゴケが茶色くなったりしません。
    生きています。育っています。

    すばらしいなぁ。



    興味がおありのかたはこちらを →★★★
    拝見するだけでも清清しくなるようなコケテラリウムがたっぷり紹介されています。



    自分のできること
    自分の知っていることだけしかお伝えすることができませんが
    それがコケを知って、コケを楽しむきっかけになれば
    こんなに嬉しいことはありません。

    ダラダラなつぶやきを最後まで読んでくださり
    ありがとうございました。





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    musimegane6

    Author:musimegane6
    アート目線なコケ観察。
    いきもののカタチは美しい。


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