北八ヶ岳 (茶臼池~ナンジャモンジャゴケ観察)


学会参加の大きな楽しみである観察会。
今回のオプショナルツアーは、なんと!ナンジャモンジャゴケの観察。
生きているうちにナマのナンジャモンジャゴケに会える機会に恵まれようとは(゚ -Å)

麦草ヒュッテから茶臼池周辺コースを通りツアーが出発。
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散策コースのほとんどに人ひとり通れるくらいの幅の橋桁が渡してあり、歩行者はこの上を歩くことになる。

▼小さなコケは橋桁の上からではどうしても見えにくいので、着生するコケを覗きたい場合はこんな風にがんばるのだ。
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さて、今回のツアーのリーダーは北八ヶ岳を貴重なコケの森に推薦された国立科学博物館のH先生。
▼コケスポットに立ち止まっては丁寧な解説をしてくださるという贅沢っぷり。
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▼そして、解説されたコケにはコケの名前が記入された札を置いてくださるので
後方部で解説を聞き逃したとしてもしっかり観察できる。いたれりつくせりなのである。
ヨシナガムチゴケ

▼そこここに生育していたヒカリゴケ
ヒカリゴケ

そしていよいよナンジャモンジャゴケと対面の時が近付く。
▼生育場所はこんな場所。
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ここにもあった!ここにも!とあちこちで声が上がるのだが
遠目では、いや、50センチくらいに近付いてもどれがナンジャモンジャゴケなのかさっぱりわからなかったワタシ。
なので「ここ、わかりやすいですよ。」と先に見つけた方がおっしゃって下さった場所へ吸い寄せられるように移動。

▼そしてついに。
ナンジャモンジャゴケ

小さい。すごく小さい。そしてとても繊細。
湿った岩壁に、ひょろひょろと
時には他の蘚類に混じってこちらに体を垂らしている。

これがかつてコケ界を震撼させた謎多きコケ、
ナンジャモンジャゴケTakakia lepidozioides なのだ。


ああ

もう

思い残すことはない(゚ -Å)





としばし満足感に浸っていたが
気が付くとツアーの先頭はすでに次の場所へ移動しはじめている。
すり鉢状の谷の下へ下へ。
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▼そこは一段と気温が低く、大きな岩の合間には氷が!
うだるような暑さにここの涼しさを思い浮かべるたびなつかしくなる。
氷

余談だが、宿泊場所にはヒーターはあれど、エアコンは設置されていなかった。
それほど夏でも涼しいのだ。

▼そんな場所で見ることができたクロゴケ。魔法使いの道具みたいな不思議なカタチの蒴。

クロゴケ





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屋久島に行った時もそうだったが
はじめての環境にあてられるというか、のまれるというか・・
完全なる別世界にしばし呆然としていたように思う。

ふだんからご近所のコケだけを覗いているせいか何なのか
環境適応能力が乏しいんだろうなぁ。

なんとなく普段のコケ目線に戻ったような気がしたのは
最終日あたりだったかもしれない。




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musimegane

アート目線のコケ観察。
いきもののカタチは美しい。

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