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    アリノオヤリ


    もうそろそろ日々のコケ記録にもどりたいところだが
    北八ヶ岳についてもう少し記録しておきたい。


    ▼初めて出会った「アリノオヤリ」
    アリノオヤリ2

    ○○ゴケというふうに、名前の最後に「コケ」と付かないのも珍しいし
    蟻のお槍なんて聞くだけで興味をそそられるではないか。
    しかも蒴柄が「く」の字に曲がることが有名で、ぜひ見てみたいと思っていたのである。

    ところが、一度も見た事がないコケについて
    どうやってどこを探して良いのかさっぱりわからない。
    それどころか、自分たちが参加しているツアールートに
    いるようなコケかどうかもわからないのだ。

    そこで、近くにいらしたS先生にうかがってみるとなんと
    「あ。たくさんいますよ。きっとその辺にも。」
    というあっさりとしたお返事が。

    ▼「こういう場所にいるんですよ。」と探すべき環境を教えてくださった。
    アリノオヤリ

    アリノオヤリのサーチポイントは
    あまり太くない切り株または倒れた木の幹(の根っこ側)。
    そして、その切り株はすっかり朽ちていない方がよいらしい。
    ちょっと崩れかけの切り株。そんなイメージ。

    とはいっても対象物が小さいので
    ぴったりな環境を見つけても、近くに寄ってよく観察しないと見つけられない。
    立ち止まっては先頭集団に追い付いて・・
    を繰り返すのは結構しんどかったりして、「見たい!」と思っているわりには
    私なんぞは他のコケに心を奪われつつあった浮気者なのだが

    ハイスペックなコケアンテナを生やしている(と私は思っている)Yさんが
    ▼「あったー!」と見つけてくれたのだ。わーい。
    アリノオヤリ3

    なるほど、蒴柄が「く」の字に曲がっている。
    なんて特徴的でかわいらしいんだろう。
    その生理的なことは全く知らないのだが
    アリノオヤリの曲がった蒴柄がたくさん飛び出している様子は
    ザトウムシの脚を思い浮かべて仕方が無かった。
    (というのはさすがに口には出さなかったが。)


    ▼生育環境をもう一度「引き」で。
    アリノオヤリ4
    人気者であります☆



    普段から、先輩や識者とコケ歩きをする機会がほとんど無い私は
    自分で見つけてやっとそのコケが好きな場所を知ることができる。
    図鑑や文献に書かれている環境をインプットしても
    すぐ近くにいるのに何年も「出会わなかった」コケもたくさんいるわけで。
    とほほ。。

    そんな中、生育場所とコケの名前、そして環境を教えてくださる方々や
    ハイスペックなコケアンテナをお持ちの方々と一緒に
    森歩きができる機会に恵まれたことは宝物なのであります。


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    musimegane6

    Author:musimegane6
    アート目線なコケ観察。
    いきもののカタチは美しい。


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