「コケのふしぎ展」に行くことができました~
昨年に引き続きS先生とMちゃんの研究成果を拝見することができ嬉しいかぎり!

内容は
昨年鞍手民俗博物館での展示とほとんど変わりないとのことでしたが
新たに加えられた展示もあり、そのひとつが
地元大任町のコケを紹介するコーナー。

イチイガシの絵を描かれたのは、昨年パンフレットを手掛けられたKさんのご主人。
独特のやさしいタッチの水彩画です。
さらに、近所のコケのテラリウムや、S先生がコケの道に入られた際に
とりかわされたという大内準先生や長田武正先生からの貴重な葉書が展示されていました。
実は個人的に大内先生には少しばかり思いがあり
先生の直筆の署名にときめいてしまいました。
90歳を迎えられたというS先生の標本や道具の数々。

S先生の研究ノートは、手書きでため息が出るほど丁寧にまとめられています。

昨年も拝見したけれど、やっぱり今年も魅かれたゼニゴケ帽。
蒴の様子が段階で表現されているというこだわりっぷり。

実はゲリラ的に、たまたま行くことができたので
どなたにも全く連絡もしなかったのですが、なんと担当の方がわざわざ
Mちゃんを呼びつけてくださったという。。
申し訳ないやら恐縮するやらこんなことなら向かう前に電話くらい入れれば
よかったと後悔するやら・・
でも、1年ぶりに人生初の「コケ友」さんとお会いできたことは本当にうれしく楽しく
本当にありがたかったです。
Mちゃんの案内で会場の外の植え込みへ。
観察できるようあちこちにかわいいコケ看板が設置されていましたよ!

バスの時間は近付いていたのだけれど、Mちゃんと一緒に
お隣のサボテンハウスも駆け足で見学→
★★★さまざまなサボテンたち、アーティスティックでたまりません。




5月になんとリュウゼツランが開花したそうですよ。
解説してくださったふるさと館のSさんに感謝!
↓
ここにたどり着くまでのちょっとしたエピソードをこっそり。
::
急遽行けることになった「こけのふしぎ展」。
ほんとうに「急遽」だったのでざっくり乗換案内を調べただけで
一番早く、楽そうなルートをチョイスして福岡は天神駅を出発してしまった。
快適に乗り継ぎ、車窓からの眺めにもうっとりしつつ

たどりついたのは、人っ子ひとりいない
不思議なレールがのびるしーーんとした駅。

空気も気持ち良く、どことなくなつかしい風景。
目的地は距離にして2kmほどだったので歩いてもまあ30分もあれば・・
と軽ーい気持ちで鼻歌まじりに歩き始めたのだが、
グーグルマップを見てもさっぱりわからなくなってしまった。
そこで、辿りついた役場からたまたま出てこられたお兄さんに
これまた軽ーい気持ちで目的地への道をうかがうと
「え。 歩いて?」「峠、越えますよ??」「バスとかないですし、タクシーも呼ばなきゃなかなかねぇ・・」
がーん (; ̄Д ̄)やらかした。やらかしてしもうた。
下調べが甘かった。
それでもまあ仕方ない(=_=)
なんとか歩いて行くしかない!
と腹をくくったその時、このお兄さんが
「ちょうどそっち方面に今から行くとこなんで、乗ってってくださいよーどうぞどうぞ。」
と笑顔でお仕事用の役場なバンの助手席の荷物をどけてくださったではないか!
な・・なんて親切な(涙)
お兄さんが神に見えました。
すみませんすみませんワタシ強盗しませんのでとか
わけのわからんことを言いつつお言葉に甘えてのっけていただくことにした。
本当にカーブだらけの峠をひとつ越えて、車でもかなりの距離。
このお兄さんに出会っていなかったら、コケのふしぎ展に辿りつくことなく
引き返す時間になっていたかもしれない。
(後で聞いた話だが、大任町へは田川伊田もしくは飯塚からバスに乗るのが普通なのだそうだ。)
お礼をしたかったのだが気の効いた手土産ひとつももっておらず
お名前も伺わなかった。もし、どなたか赤村で測量をされているバンにのった
お兄さんをご存知でしたら、あのときのへんなおばちゃんが大変感謝していると伝えていただきたい。
ほんとうに助かりました。
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