オオスギゴケの庭




少し前のこと。
槙

コケ友さんに樹齢200年の槙がある御宅に連れて行っていただきました。

双槙居2

御年91歳になられるYさん宅の古いお庭。
昔々植えられたというオオスギゴケやたくさんの野草が育っていて見事です。
双


Yさんは、ハイゴケの駆除に手を焼いておられるとおっしゃっていました。
いやいや、ハイゴケもなかなかいいのにな~と思いながらも、お庭を拝見していると
なるほど。本当にオオスギゴケにハイゴケがほとんど混じっていません。

そういえば・・
以前、5年ほどお世話を仰せつかったオオスギゴケスポットがあったのですが
(とはいっても、たまに草をむしり、落ち葉を払う程度のざっくりなお世話であります。)
そのオオスギゴケ群生にはハイゴケが混生していて、その成長する勢いたるや
オオスギゴケによじ登って覆いかぶさらんばかり。
時折ハイゴケがオオスギゴケを生き埋めにしてしまうんじゃないかと
ヒヤヒヤしたこともありましたが・・




ウソです。すみません。ウソをつきました。



ヒヤヒヤしていたのではなく、ハイゴケがオオスギゴケを完全に埋め尽くすことが
あるのだろうかとワクワクしておりました。。
本当に埋め尽くされてしまっては、お世話を仰せつかった身として困ったことになるので
一部はある程度ハイゴケを取り除き、別の場所に移動させ、一部はそのままにして
なりゆきを見守っておりました。

その時の様子がこちら。
オオスギゴケとハイゴケ
↑理想的な苔庭のオオスギゴケではないかもしれませんが(^^;
結局5年の間にハイゴケがオオスギゴケを覆ってしまうことはありませんでした。
(※ハイゴケとオオスギゴケについては、「苔三昧」大石義隆著の「静かな庭の熾烈な戦い」に詳しく書かれています!)


・・話が逸れてしまいました。

Yさんが、ハイゴケを除去しながら丁寧に見守ってこられたオオスギゴケは
お庭のそこここで美しくその陣地を広げていて
オオスギゴケ
増えすぎて花壇の枠からはみ出てしまったオオスギゴケを
惜しげもなくたくさんわけてくださったのです。

うれしい~(*´ω`*)

よく見ると、はみ出した群生とはいえ少なくとも3年は育っていて
かなりの長さがありました。
オオスギゴケ2

一部は標本
一部はテラリウム
一部は撒き苔
一部は挿し苔・・

Yさんが、長く育てられてきたオオスギゴケ。
育てるのがヘタクソなワタシですが、少しなりともその命を繋いでいけたらいいなー。



::


おまけ。



なんと、お乾菓子とお薄でもてなしてくださいました。
お茶

マイナスをプラスに変えて笑顔で生きることを続けてこられたYさんは
とても生き生きとされていて、お肌もとってもきれい。
人生の大先輩にたくさんのことを教えていただいた一日でした。










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musimegane

アート目線のコケ観察。
いきもののカタチは美しい。

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