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地衣類はビジュアル系


地衣類といえば

染色に使われていたり
イワタケのように食べられるものもあったり
アイスランドモス(ハナゴケ)のようにアレンジメントやジオラマに使われていたり
外国ではのど飴に成分が用いられていたり

蘚苔類より人に利用されているし
蘚苔類の群生に平気でハゲを作るし
なんとな~くライバル的な存在だったのだが

そういう固定観念を払拭する講座に参加させていただいた。
さまざまな観察会に参加してみたいと常々思っているものの
遠方で開催されることが多く、参加できることはほとんどない。

それが今回は地元で3日間連続で行われるというのだから
参加しない手はない。
残念ながらフル参加はできなかったが、2日間みっちりと
地衣類の世界を味わうことができた。

講師は地衣類ネットワークの山本和弘先生。
地衣類とはなんぞやという素人レベルでも理解できるような講義から
フィールドでの観察会、そして顕微鏡を使って呈色反応を観察。
ライバル視していた彼ら地衣類たちの健気な生き残り戦略と
美しい色と形に魅了された2日間でした。

名前は覚えられそうにないけれども見れば見るほど
個性的でビジュアル系地衣類たち。先ずは1日目。


▼ウチキクロボシゴケ
あら。内気な子なね~と思ったらウチキ=「内黄」でした。
裏が黄色いことから付けられた名前なのだそう。
ウチキクロボシゴケ

▼イワクニイボゴケ。いぼいぼしてます。
イワニクイボゴケ

コガネゴケ。黄金色~(*´ω`*)
コガネゴケ

▼カワホリゴケ
カワホリゴケ

▼コナアオキノリ(じつはカワホリゴケと違いがわからない)
コナアオキノリ

地衣類にも「新芽」があるのですね~
▼お馴染みウメノキゴケ。
ウメノキゴケ新芽

全部一緒だと思っていたウメノキゴケにはいろいろ仲間がいるようで・・
▼これはヒカゲウチキウメノキゴケ
ヒカゲウチキウメノキゴケ

▼こっちはクズレウチキウメノキゴケ
クズレウチキウメノキゴケ3

▼近くで見ると和布のちりめんのようでとってもビジュアル。
クズレウチキウメノキゴケ2

▼繊細そうなコフキカラタチゴケ
コフキカラタチゴケ

▼同じ「粉ふき」でもこちらはコフキハナビラゴケ
コフキハナビラゴケ

▼ゴンゲンゴケ(権現ですよ権現)
ゴンゲンゴケ


▼ダイダイゴケ。橙色です☆
ダイダイゴケ

▼ヘリトリゴケ。右上のオレンジ色はスミレモ。
ヘリトリゴケ


▼魔法学校のような?!ヒメレンゲゴケ
ヒメレンゲゴケ

▼蘚苔類とよく一緒にいるね。ヨーロッパの古城。ヒメジョウゴゴケ
ヒメジョウゴゴケ


どれもこれも個性的で楽しいのだけれども
個人的に特に興味深かったベスト3を勝手に列挙してみると

第3位
▼ゴフンゴケ(追記:「胡粉木毛」だそうです!)
ゴホンゴケ

これよく見るのですよ。
樹幹に繁茂するコケが点々と枯れていたり丸く色が変わっていたりする状況。

犯人は地衣類だったのです!
ナゾが解けて嬉しい。(負けるなミノゴケ~)
ゴホンゴケとミノゴケ


第2位
▼ショクダイゴケ
ショクダイゴケ

ショクダイとは燭台のこと。
上から覗くと真ん中が空洞になっています。
ここにろうそくを立てるのですね(*´ω`*)
ショクダイゴケ2


そして第1位は
▼テツイロハナビラゴケ
テツイロハナビラゴケ

美しい。とにかく美しい。
よく見るとキャラメル色だったりエスプレッソのようなこげ茶色だったり
まるでスイーツのようだ。

▼クリックして拡大してみていただきたい。
テツイロハナビラゴケ1



すぐ近所にこのような美しい世界が潜んでいたとは驚きです。
(=いかに普段は蘚苔類しか目にしていないのかがよくわかりました(^^;)




オマケ

足元にキノコ
ヒカゲシビレタケ
ヒカゲシビレタケという毒キノコらしく
食べるとかなり大変なことになるらしい(゜o゜)








ビジュアル地衣類続きます。












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musimegane

アート目線のコケ観察。
いきもののカタチは美しい。

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